Vol.4イベント振返り①「マインドフル・フォーカシンング」

2025年04月04日 | お知らせ, その他, フォーカシングとココロの肥料

🌳今、ここにいる自分の感じを確かめる🌳

 

第4回目となったイベント、ワークショップで行った内容をワークごとに振り返ってご紹介したいと思います。

まず、最初に行ったのは、「今、ここにいる自分の感じをしっかりと確かめていただく」ワークでした。
デヴィッド・ローム著『マインドフル・フォーカシング』(2016)に紹介されているGAPの方法をベースに、全体のガイドで体験していただきました。

GAPとは、

  • Grounded(地に支えられ)
  • Aware(気づいて)
  • Presence(ここにいる)

の略でもありますが、今回は「心にゆとり(すきま=GAP)を作る」ことを意識して進めました。
私たちは日々、雑念や迷いに心を奪われがちですが、このワークを通じて、その状態から一歩引き、今この瞬間の自分と向き合うことを目指しました。

ワークの流れ

まずは、身体を緩めるところからスタート。そして、足の裏から順に、身体の上部へと丁寧に意識を向けていきます。
さらに、腿やお尻に意識を向けて、身体の重さを感じ、地に支えられている感覚を意識していきます。
そして、胸に手を当てて呼吸に意識を向けていってもらって、「今ここにいる自分」をじっくりと感じ、
そのようにしている、そのことに気づいているということを感じてもらう時間を持ちました。

参加者の皆さんは、それぞれのペースで静かに自分の身体と対話をされている様子が印象的でした。

参加者のご感想

ワーク後、参加者の皆さんからさまざまなご感想をいただきました。

「”地に支えられて…” という講師のガイドの言葉から、大いなるものの力によって生かされているイメージが広がりました。」
「こころが穏やかになり、身体の中の空気が新鮮な空気と入れ替わったような気分になりました。」
「ゆったりした時を過ごし、『自分はこのままでいいんだ』と実感できました。」
「実際に心身がくつろげました。午後から元気に動くことができました。」
「講師の声かけが穏やかで、すっと自然に体に入ってきました。フォローするうちに体が緩んでいくのを感じました。」

このワークを通して、「今、ここにいる自分の感じ」をしっかりと確かめることで、心や体がほぐれ、気持ちがゆったりと落ち着いてくることがあります。さらに、大いなるものに支えられている安心感や、自分の周囲に広がる空間の大きさ、自分の身体から自然とエネルギーが湧いてくるような感覚にもつながっていきます。

ご参加いただいた方にも、そのような体験をしていただけたようで、嬉しく思います。また、このワークは、この後に続くワークのウォーミングアップとしてご用意したものでもありました。

次の記事では、「フォーカシング・こころの整理」のワークの振り返ってお伝えしたいと思います。

Daniel RecheによるPixabayからの画像↓