砂浜を素足で歩いた時のこと
霧雨がパラパラと降るお天気でしたが、石狩の砂浜に出掛けてきました。
薄暗い灰色の雲に覆われた大空の下、一面に広がっている砂浜・・・。
ドッサーン!・・・ザッブーン!!と次々に打ち寄せてくる、やや荒い波の音と
ウミネコたちの賑やかな鳴き声・・・。
そして、
強い風に運ばれてくる「かなり塩辛い!!」と想像してしまう磯の香りと、湿っぽい空気・・・。
それらの強い刺激が次々と私に迫ってきて、最初は圧倒されるように感じました。
ところが、
靴を脱いで、素足に砂粒を感じつつ、歩くのに苦労をしながら、よろよろと進んでいると・・・
風も海も空も、その場所あるもの全部が、私がここにいるのを受け入れてくれたような、
少しずつその場に自分が馴染んで安心できるような感じがしてきました。
やがて、
天気にも恵まれず、髪も洋服もベタベタで、快い状態ではなかったものの、
「今日、ここに来て良かったなぁ」という、大きな満足感も味わことができました。
・
「不思議だけど、なんだか幸せなだなぁ」と思った体験でした。