からだは生物学的コンピューター!?

2023年05月09日 | フォーカシングとココロの肥料

フォーカシング🌳少しずつのご紹介#2

 

普段の生活の中で、関わることが多い人の中から、

苦手だなと思っている人(Bさん)と、好きだなと思っている人(Aさん)を一人ずつ思い浮かべてみます。

それぞれを交互に思い起こして、自分の中に生じてくる感じに注意を向けてみると・・・

Bさんの時とAさんの時とでは、明らかに体が違った反応をすることが分かります。

これらの反応は、頭で考える間もない内に、一瞬ともいえる速さで生じてきます。

 

フォーカシングの創始者ジェンドリンによる説明をまとめてみると、

私たちはがこれまでに、人や出来事と関わった時に経験した膨大な情報は、

頭の中ではなく、からだの中に貯えられている。

からだは、生物学的コンピューターで、要請に応じて、一瞬にして情報を伝えてくれる。

貯えられたすべての情報は、大きなまるごと一つの雰囲気、感じとして私たちに伝達される・・・

ということだそうです。

 

私がBさんのことを思い起こしたときには、

好きではない食べ物を口にした時のように、眉をしかめて舌に力が入るようになって、

なんとなく落ち着かない 居心地の悪い感じがしてきました。

 

一方、Aさんを思い起こしてみると、

風のない 穏やかな晴れの日に深呼吸した後のような、気持がよく、ふっと体全体が緩むような感じがしてきました。

 

このように、ある人やある事柄について知っている全て含んでいて、複雑で言葉で表すのがなかなか難しいような、

ひとつのあいまいな感じのことを、

ジェンドリンは、「フェルトセンス」という言葉で表現することにしました。

 

フォーカシングという方法では、

この「フェルトセンス」が、望んでいる方向へ進んでいくカギとなる役割を果たしてくれます。

また少しずつ説明していきたいと思います。

 

参考:「フォーカシング」ユージン・T・ジェンドリン著(福村出版)