Vol.4イベント振返り③「フォーカシング・夢ワーク」

2025年04月26日 | お知らせ, つぶやき:嬉・輝・希, フォーカシングとココロの肥料

🌳「こうなりたい私」と出会う時間🌳

 

イベントで実施した、「今ここにいる自分」との対話を深め、新年度の準備をしていただくための3つのワーク。その3つ目に行ったのが、フォーカシングの視点で、自分の夢や「こうありたい姿」を自分の内側の感じを手がかりに探っていく、「フォーカシング・夢ワーク」でした。

このワークは、村山正治著『「自分らしさ」を認めるPCA入門』の中に紹介されているワークを参考に、フォーカシング的な要素を加えて作ったYourTreeオリジナルです。
もともとのワークはエンカウンターグループで行われ、複数の他者との交流の中で自己理解を深め、自分らしく前進することがねらいとされていました。
今回のワークは、他者とのやり取りは大切にしながら、フォーカシングの視点——つまり、自分の身体の感覚や“内なる感じ”に丁寧に耳を傾けること——を軸にしてアレンジしました。

まずは「こんなふうに生きられたら、こうなっていたらいいな」と思う未来の自分を思い描いてもらいます。
そして、その“望みが叶い、そのことを体験している自分”をイメージして、その時の感じをじっくり確かめてもらってから、今の自分に向けた「プレゼント」を考えてもらいました。

後半のペアワークでは、先のワークの体験をもとに、互いに未来のペアの人に向けて「プレゼント」を考えてもらいました。
その際、現実離れしていても構わず、自由な発想で想像をしてもらいました。そのことで、相手からの言葉が意外な形で効果的に心に響いたり、思いがけない気づきが得られたりした方もいたようです。

参加者の方からは、
「自分の中でずっと大切にしてきた夢に改めて触れ、納得できた」
「応援の言葉をもらって、体の中から温かさが湧いてきた」
「相手のまなざしや言葉に安心して、自分自身にも優しくなれた」
「ありえないようなプレゼントでも、心がすごく動いた」
といった内容の声が寄せられました。

中には、「もっと夢から現実へのステップが見えるような時間もあったら嬉しい」といった前向きな提案もいただいており、今後のプログラム作りの参考にさせていただきたいと考えています。

他者とのあたたかな交流と、自分自身への丁寧な注目。その両方が、これまでとは異なる「夢や望み」と向き合い、今この瞬間の自分自身との関係性を深め、「気づき」や「推進力」となる体験につながったのではないかと思います。

次の記事では、第4回目イベント「全体の振返り」と「今後のイベントの予定」についてお知らせいたします。

 

※写真は、Van B.A.によるPixabayからのフリー画像