「悲しみたい」と思っていました

2023年09月21日 | つぶやき:嬉・輝・希, フォーカシングとココロの肥料

🌳「悲しんでいたい」と思った出来事


最近、私が重い荷物を持って移動をしていたときの出来事です。

親戚の彼が「荷物をしばらく持ってあげるよ」と手伝いを申し出てくれました。
彼は普段忙しい中、私を迎えに来てくれたのでした。
やや疲れているようにも見えたので、迷ったものの…
私は、感謝を伝えて彼に荷物をお任せすることにしました。

ところが ・・・
再び荷物を受け取った際に、私は誤って落としてしまい、
荷物の一部が 壊れてしまったのでした…。

それは結構 大事なものだったので、その瞬間はショックでした!
親戚も驚いて、残念な表情を見せていました。

私は、「あー 仕方ない。また新たに買えばいいし、大丈夫!気にしないでね」と伝えて、
その場は終わりました。

けれども・・・

その後もふと気づくと、「彼にお願いしなければよかった…」とか、
「相手は疲れていたのに、楽をしたいと思った私の自業自得だ…」などと、
しばらくの間、クヨクヨと考えていました。

「もう、忘れよう。もっと良い物を買う、嬉しい機会だと考えよう!」などと言い聞かせたり、
別の活動で気分転換を図っても、なかなか気持が晴れてきませんでした。

そして、お恥ずかしいことに・・・

「彼が親切を申し出てくれなければよかったのに…」という思いまで浮かできたりして、
そんな自分が情けなく、自責の念まで加わって、しんどさが増してきたようにも感じていました。



そこで、 フォーカシングをしてみることにしました。

頭で考えることから離れて、

「今私は、からだ全体でどんな風に感じでいるだろうか…」

今の感じを確かめることに意識を向けてみると・・・​

まるで霞の中にいるような、先に進むのがつらいような…何かはっきりしない感じがしていることに気がつきました。

さらに、なるべくやさしい気持ちで、自分に問いかけてみました。

「私のこの、胸からお腹にかけてのすっきりしない、靄のかかったような感じは何だろう?」

すると・・・

胸の奥から 何か 熱を帯びたような、切ないような感覚が込み上げてくるのを感じました。

そして、意外にも、「悲しみたいと思っている」という言葉と、親戚が見せた残念そうな表情が浮かんできたのでした…。


「物が壊れてしまったのは悔しいけれど、それ以上に、折角親切にしてくれた彼に、
残念な思いをさせてしまったことが残念で、悲しんでいたいのかな?」

そんなことが想起されると、スーッと私のからだの緊張が緩み、呼吸が楽になるのを感じました。

そのことに気づいてからは、自分に対して、
「悲しんでいてもいいよ」と、やさしい気持ちで受け入れることができ、
やがて、視界も晴れて、暖かい気持ちになっているのを感じました。

翌日、思い切って、そのフォーカシング体験について話をしてみると、彼は笑顔を見せてくれました。

何だか、今回のできごとを通して、
これまでの親戚関係よりも、お互いに親しみを感じられたような気がしています。


お財布はちょっと痛かったけれど…嬉しい体験にもなった出来事でした。

長文にお付きあいくださって、ありがとうございました。